大規模サービス技術入門読んだ
2018-11-05 07:39:32 +0900
[Web開発者のための]大規模サービス技術入門 ―データ構造、メモリ、OS、DB、サーバ/インフラ (WEB+DB PRESS plusシリーズ)
- 作者: 伊藤直也,田中慎司
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2010/07/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 80人 クリック: 1,849回
- この商品を含むブログ (133件) を見る
まとまりないけど、感想を簡単に。
RDBMSの分割方法の話から、大規模サービスでパフォーマンス改善するためにどうアルゴリズムを生かしていくかや、大規模サービスのWebインフラはこんな感じでやってるぞーということが書いてあってよかった。
普通なら退屈なアルゴリズムの部分も、実戦ではこう使えるし、アルゴリズムの知識だけではダメで、それを応用してくことが大事ーということだったり、ハードやソフトウェアの進化でお安く富豪的に解決できる事もあるから、時にはナイーブな実装試して検証して、割り切ることも大事だぞーと話しててなるほどとなった。
この本でも特に多くページを割いていた印象があるのだけど、大規模サービスではやっぱりAppサーバーよりもDBサーバーの方が大変でやることが多いのかーとなっていた。でも、n+1について言及がなくて、はてなの場合はそこまで悩む事はなかったのかと。もしくは基本的なところなので外したか?
サーバーの仮想化についても、わかりやすく説明していて、仮想化してあるとリソースを余す事なく使えていいですねーとなった。(さらに発展させるとDockerに)
大規模サービスとか運用したことないし、今後もしそういったサービスを運用する機会があった時にそもそも経験したことがなくて、この辺がめちゃくちゃコンプレックスみたいな感じだったのだけど、この本で幾分知識をつけれたので今後のインフラやミドルウェア選定、アプリケーション実装に前よりは少しは自信持てるかなぁ。
出版されて8年くらい経っているのだけど、陳腐化してる技術もそこまでなくて、割とコンピュータのベースにあるような技術やわりと今でも応用が効きそうな大規模サービスでのパフォーマンス改善のヒントがたくさん書いてあるので、もし本屋などで見かけたら読んで見るといいかもしれない。
さあ、次は何を読もうか。