僕の思う最強のEC CMSの条件
2016-04-18 09:45:31 +0900
基本的な用途としては物販を想定して書いています。
デザイナーが迷わずにすぐつかえる仕組みかどうか
これに尽きる。 wordpressなんかはこれに近い感じ。
ここでいうデザイナーの定義を以下に列挙しておく。
- メインのお仕事は、HTMLやらCSSやらイラレ・フォトショップ
- wordpressのテーマに作り方ならわかる。
- phpはwordpressである程度だけど、そこまでできない。
- gitもしらない。
- FTP等の温かみのあるデプロイしかしらない。
- 黒い画面大嫌い。
ということなので、今回はWordpressでテーマを作ったことあるようなデザイナーをペルソナにして考えてみました。
Railsのテンプレートなんか書けるデザイナーなんかはごくごく少数であることを念頭においておきましょう。 そんなエンジニアに都合の良いデザイナーばかりではありません。 デザイナーにRailsやその他のテンプレートの書き方を覚えさせるなんて言語道断。 雑にView層に生php書かせればいいではありませんか。
以下に実現したい細かな目標を列挙しておく。
1.だいたいのレンサバで問題なく動く
ということなので、Herokuボタンは反則。却下である。
デザイナーがHerokuなんか知ってるわけ無い。
そもそもFTP使えないし、gitもしらないし。無理。あきらめろ。
それにそこまでお客さん来ないしVPSとか大げさな事しなくても、レンタルサーバーでいい。
redmineのクローンプロジェクトのCandyCaneなんかは、 レンタルサーバーで簡単に動いてくれることもあって、海外での需要も結構高いらしい。 まだまだレンタルサーバーは元気なのだ。
具体的には、
- さくら
- ロリポップ!
- お名前
- XServer
このあたりはサポートしたい。
2.1分インストーラー
デザイナーに黒い画面を叩かせたら負け。 ということになるので、wordpressやCandyCaneにも実装されている1分インストーラーが必須。 ちゃんと、php拡張が入っているかどうかをチェックする画面も必要。
3.Composerは使わない
使わないというのはウソかもしれない。(開発環境とかでは流石に使いたい。) でもレンタルサーバーで使うとまずデザイナーがハマるので、無理。却下である。 lib/ファイルに固めてしまって問題なく、ハマらないならやってしまいたいけど、 RubyGemにあるような鉄板な良いプラグインなり、ライブラリってPackagistにあるの? オススメのライブラリ教えて下さい><。
というのが正直な感想。 ハマりそうだし、どうしても使いたいのがなければ本番環境では使わない方向。
4.php5.3サポート(ある程度
CMSとしてはCentOS6系ではまだサポートしている5.3系をサポートするべきなんだけど、 普段Ruby書いてる身からすると、ただでさえコードが長いのに、 おまけにショートアレイシンタックスで書けないのは趣味プロジェクトとしてはマジで辛い。 気持ちが続けば5.3対応は続けたい。 やっぱり作る上で、フレームワークは使いたいので、 現状php5.3に対応しているFuelPHPあたりが筆頭候補になると思う。
5. 送料は簡単かつ柔軟に
送料は、クール便だったり、その他の対応だったりで結構しんどかったりする。 そういうのをベースの機能でカバーするのは絶対に無理だと思っているので、各々のエンジニアの実装力に任せようとは思ってる。
下手に都道府県別とかにしちゃうと、 海外ECの時にどうするかとか、 商品別にどうとか、いろいろマジで面倒なんで、 送料はhook的なものを作っておいて、そこに各々の処理を書けるようにしようかなと。 もちろんデザイナー向けに、 都道府県別の場合、 海外の場合(EMS)
くらいは入れておきたい。
6. 自動アップデート機能
なにかと嫌われがちな機能だけど、これはこれでセキュリティを守っていくうえでは重要な機能。 Wordpress並に後方互換性をもたせるのはつらそうだけど。
徹底的に敷居を下げる という意味では、本当はmysqlの対応を見送って、sqliteでやりたいところなんだけど、セキュリティに不安が残るので、やめる感じにしている。
内部仕様的には、 そこそこレガシーなphpなので、油断するとコードがカオスになりそうなので、注意したい。 CIはすぐに導入する。